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損益分岐点売上高とは?


 

今回は損益分岐点売上高についてお話しします。
損益分岐点売上高は企業が黒字に転換するために必要な最低の売上高を示す指標です。

1. 損益分岐点売上高とは?

損益分岐点売上高は、売上高と費用が等しくなり、損益がプラスマイナスゼロとなるときの売上高のことを指します。売上高が損益分岐点を上回れば利益となり、逆に損益分岐点を下回れば損失となります。
つまり、企業が利益ゼロの状態から黒字に転換するためには、どれだけの売上が必要かを示す数字ということです。

2. 損益分岐点売上高を計算する必要性

損益分岐点売上高を計算することで、赤字にならない最低限の売上高を知ることができ、適切な売上げ目標を立てることができます。そのため利益を確保するための事前対策や使ってもいい費用の把握など、収支管理計画の作成などに役立ちます。

3. 損益分岐点売上高の計算方法

損益分岐点売上高は、以下の計算式で求めることができます。

損益分岐点売上高= 固定費÷{1-(変動費÷売上高)}

4. 具体例で考えてみましょう

例えば、固定費が400万円、変動費が800万円、売上高が1600万円の場合、損益分岐点売上高は以下のように計算できます。

損益分岐点売上高= 固定費用÷{1-(変動費÷売上高)}

損益分岐点売上高= 400万円÷{1−(800万円÷1600万円)}=800万円

この場合、800万円の売上高が、利益がプラスマイナスゼロとなる損益分岐点売上高ということになります。

損益分岐点売上高は、企業が収支を確保し、黒字に転換するための最低限の売上高を示すものです。損益分岐点売上高を把握し企業の経営計画に役立ててみてください。

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2024.02.14|CATEGORY:お知らせ

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